49歳・53歳で転職した元ソフトウェアエンジニアの記事に共感——技術者のキャリア変化に必要な「言語化」と「謙虚さ」

採用市場の構造公開日:2026年6月11日最終更新日:2026年7月28日
栗阪 真生
栗阪 真生

株式会社シンシア 人材紹介事業部 Principal Consultant

製造 × ITコンサル を軸に、メーカーの研究開発〜生産技術の方、製造業 IT 部門の方、製造業向け IT/DX コンサルタントのキャリア支援を担当しています。技術の現場にいた側として、その経験のどこが転職市場で評価されるのかを一緒に言語化します。

株式会社シンシア 人材紹介事業部 Principal Consultant。大学院修了後、トヨタ自動車に技術研究職として入社し、ディーゼルエンジンの排気規制対応や新技術開発、レクサスの周辺監視システム開発に携わりました。入社後の研修では生産工場、生産管理・SCM・品質保証の部署も経験しています。退社後は出産と、小学校教員免許の取得に向けた大学での学び直しを経て、貿易事業を起業し、事業運営や法人営業を経験しました。海外での生活経験もあります。現在はシンシアで、IT・DX・コンサルティング領域を中心に、キャリア戦略の立案から転職支援までを一貫して担当しています。

研究開発の現場にいたので、「技術の話としては語れるのに、職務経歴書では伝わらない」という状態がなぜ起きるのかが分かります。仕事の流れや任される範囲、新しいキャリアを築くことのメリットとデメリットも、実務の経験からお話しできます。コンサル未経験だからと募集要件だけを見て選択肢から外してしまう方が多いのですが、自分の経験や技術を世の中に還元したい方にとって、コンサルは有力な選択肢です。ご志向によっては、ITコンサルから戦略コンサルへの道も一緒に考えます。

条件の整理では、勤務地・働き方・年収の下限に加えて、会社規模 (設立年・従業員数・売上高など、何で判断するかも含めて) やご家族の意向も伺います。挑戦するのに遅いことはありません。どんなキャリアを歩みたいか、可能性を一緒に模索させてください。

趣味はキャンプ、音楽・アート鑑賞、映画・ドラマ、アニメ、読書 (物語全般が大好きです)。

Share
目次開く
  1. 要点(記事の事実)
  2. 著者見解
  3. あわせて読みたい

キャリア相談

ハイクラス転職・キャリアについて相談する

ITコンサル・ハイクラス転職、キャリア後半戦の意思決定に関するご相談を、無料のキャリア相談で承っています。

Qiitaに投稿されたこの記事は、新卒からソフトウェアエンジニアとして20年以上キャリアを積み、49歳・53歳と2度の転職を経験した方の体験談です。エンジニア転職支援に携わる私にとって、とても読み応えがありました。

要点(記事の事実)

  • 1社目: アルミメーカー系IT子会社→ユーザー系大手SIerグループ会社。C言語・オンプレ前提の全文検索エンジン・文書管理パッケージを担当。20年在籍し開発部門の責任者に就くも、大きな失敗をきっかけに尊敬できる上司が退社し、営業部の一般社員へ異動・給与が大幅に低下。
  • 1回目の転職(49歳): 転職エージェント2社と契約したが、49歳ではハイクラス求人しかなく難易度を下げると若手と競合するため選択肢が極めて限られた。最終的に異業種分科会で知り合ったCTOを頼り、代表取締役と5回・半年かけて選考を経てカスタマーサクセス担当として入社。
  • 2社目: AIチャットボット・AI検索のクラウドサービス企業。C言語・オンプレのスキルはほぼ活かせず、信頼貯金ゼロからのスタートを痛感。2023年前半にRAGサービスを企画・リリース。GPT-3.5 turboのAPIも即業務利用できる環境を活かした。
  • 2回目の転職(53歳): 2025年7月、今回も知り合い経由で3社目へ。「将タイプばかりの環境で参謀タイプの自分が居心地よく働けている」と語る。
  • 振り返りのメッセージ: ①社外に知り合いをつくる、②LinkedInやWantedlyで経歴を公開する、③スキル・経験をアウトプットする、④AIを活用する、⑤とにかく謙虚でいる、⑥採用してくれた会社に感謝する。

著者見解

とても共感します。この記事を読んで、エンジニア転職支援の現場で感じていることを重ねながら、いくつか補足させてください。

まず「49歳ではハイクラス求人しかなく、難易度を下げると若手と競合して勝負にならない」という指摘は、現場の実態そのものだと思います。候補者の方とお話ししていると、「給与を下げてでも楽な仕事に移りたい」という気持ちはよく出てきます。でも実際には、その選択肢が市場にないケースが多い。だからこそ、年齢を重ねたからこそ持てる「経験の言語化」が重要になります。

この記事の筆者さんは、C言語・オンプレという技術スキルが2社目では通用しなかったと率直に書いています。でも読み進めると、RAGサービスの企画・リリースや、営業・企画・CSを横断してきた思考プロセスは確かに残っている。スキル名は古くなっても、課題を捉えて仮説を立て改善してきたプロセスの経験は、違う言葉で言語化できるはずです。転職支援の現場では、まずここを一緒に整理することが大事だと感じています。

また「知り合い経由で2回とも転職した」という点も印象的でした。これはエージェントを否定しているのではなく、「数回の面接だけでは尊敬できる上司かどうかわからない」という参謀タイプの方にとっての現実的な答えだと思います。LinkedInやWantedlyで経歴を公開し、技術コミュニティや異業種分科会に参加して社外のつながりをつくっておく——これは今すぐ始められる、具体的な行動です。

「謙虚でいること」という結論も、上から言っているのではなく、自分自身が痛感したから出てくる言葉として読めました。50歳前後での転職は決して特殊なことではなくなっています。変化に対応できることは、大きな強みです。経験は無駄にならない——見せ方を変えるだけで評価が変わることがあります。まずは自分の経験を書き出すところから始めてみてほしいと思います。

出典: 49歳と53歳で転職した元ソフトウェアエンジニアの紆余曲折 #ポエム - Qiita

あわせて読みたい

Share

無料ダウンロード資料

キャリア後半戦の意思決定フレームワーク

「動く・残る・仕込む」を整理する5つのワークシート — 撤退ラインから逆算するキャリア設計(PDF・全19ページ)

無料でダウンロード →

キャリア相談

栗阪 真生のプロフィール写真

この記事の著者・栗阪 真生に直接相談できます

株式会社シンシア 人材紹介事業部 Principal Consultant

ITコンサル・ハイクラス転職、キャリア後半戦の意思決定に関するご相談を、無料のキャリア相談で承っています。求人票には出ないポジション設計・年収レンジ・ファーム内部の動きは、面談であなたのご経歴に合わせてお伝えします。

著者について

栗阪 真生のプロフィール写真
栗阪 真生
株式会社シンシア 人材紹介事業部 Principal Consultant

製造 × ITコンサル を軸に、メーカーの研究開発〜生産技術の方、製造業 IT 部門の方、製造業向け IT/DX コンサルタントのキャリア支援を担当しています。技術の現場にいた側として、その経験のどこが転職市場で評価されるのかを一緒に言語化します。

株式会社シンシア 人材紹介事業部 Principal Consultant。大学院修了後、トヨタ自動車に技術研究職として入社し、ディーゼルエンジンの排気規制対応や新技術開発、レクサスの周辺監視システム開発に携わりました。入社後の研修では生産工場、生産管理・SCM・品質保証の部署も経験しています。退社後は出産と、小学校教員免許の取得に向けた大学での学び直しを経て、貿易事業を起業し、事業運営や法人営業を経験しました。海外での生活経験もあります。現在はシンシアで、IT・DX・コンサルティング領域を中心に、キャリア戦略の立案から転職支援までを一貫して担当しています。

研究開発の現場にいたので、「技術の話としては語れるのに、職務経歴書では伝わらない」という状態がなぜ起きるのかが分かります。仕事の流れや任される範囲、新しいキャリアを築くことのメリットとデメリットも、実務の経験からお話しできます。コンサル未経験だからと募集要件だけを見て選択肢から外してしまう方が多いのですが、自分の経験や技術を世の中に還元したい方にとって、コンサルは有力な選択肢です。ご志向によっては、ITコンサルから戦略コンサルへの道も一緒に考えます。

条件の整理では、勤務地・働き方・年収の下限に加えて、会社規模 (設立年・従業員数・売上高など、何で判断するかも含めて) やご家族の意向も伺います。挑戦するのに遅いことはありません。どんなキャリアを歩みたいか、可能性を一緒に模索させてください。

趣味はキャンプ、音楽・アート鑑賞、映画・ドラマ、アニメ、読書 (物語全般が大好きです)。

栗阪 真生に相談する →

無料キャリア相談

求人票には出ないポジション設計・年収レンジの情報も、面談であなたの経歴に合わせてお伝えします

無料キャリア相談を予約する